収録用語リスト:止水弁

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止水弁
止水弁(しずいべん)は、液体やガスの流れを停止または制御するための装置です。一般的に、止水弁は配管や管路の中に取り付けられ開閉することで流体の通り道を調節します。以下に止水弁の主な特徴と用途について説明します。

流体制御
止水弁は、液体やガスの流れを開閉するための装置です。開いているときは流体が通り、閉じているときは流体の通過をブロックします。
種類
止水弁にはさまざまな種類があります。一般的なものにはボールバルブ、ゲートバルブ、チェックバルブ、バタフライバルブ、プラグバルブなどがあります。それぞれ異なる設計と用途に特化しています。
開閉操作
止水弁は手動で開閉することがあれば、電動、油圧、空気圧などの自動操作によって開閉することもあります。自動操作の場合、制御システムによってリモートで操作されることがあります。
用途
止水弁は、さまざまな用途で使用されます。例えば、建築物や工場の給水・排水システム、ガス供給システム、化学プロセス、製造工程、消火設備などで使用されます。
流量調節
一部の止水弁は、流体の流量を調節できるように設計され特定の作業やプロセスに必要な流量を確保できます。
安全性
止水弁は、安全性を高める役割を果たします。例えば、火災の際にガス供給を切断するガスバルブや洪水時に水の流入を防ぐ洪水バルブがあります。
メンテナンス
止水弁は定期的なメンテナンスが必要です。動作の確認、部品の交換、漏れのチェックなどが含まれます。正常に機能しない止水弁は、重大な問題を引き起こす可能性があります。

止水弁は、流体の制御と安全性を確保するために広く使用される重要な装置です。適切に選択し保守することで施設やプロセスの効率と安全性を向上させるのに役立ちます。

止水弁と止水栓の違いについて
止水弁と止水栓はどちらも水の流れを制御するための装置であるが使用される場所や目的において明確な違いが存在する。止水弁は主に建物の外部や給水管の幹線部分に設置されることが多く、水道工事や緊急時に広範囲の給水を一時的に停止するために用いられる。これに対して止水栓は、建物内部や住宅内の個別の設備に近い位置に取り付けられキッチンやトイレなど特定の箇所の水の供給を局所的に止める目的で使用される。たとえば、止水弁は道路の地中に埋設されており水道メーターと公共の水道本管の間に位置しているため、下水道局や専門業者でないと操作できないケースが多い。一方で止水栓は一般家庭でも比較的簡単に操作可能なように設計されており万が一の水漏れ時にも素早く水を止められるよう各設備機器のそばに設置されることが一般的である。構造面でも止水弁はより堅牢で大口径に対応する設計となっており、長期間の耐久性が重視されているのに対し、止水栓は小規模で簡易な構造であり、家庭内での頻繁な使用を想定した造りとなっている。また、施工費用や交換コストにおいても止水弁の方が高額である傾向がある。さらに、止水弁は上下水道管理の一部として公共的な管理対象となるのに対し止水栓は居住者が日常的に使用管理する民間設備としての性格が強い。よって両者は同じ「水を止める」目的を持つ装置でありながら、設置場所、操作主体、構造、使用目的、維持管理の観点から明確に役割が異なっていると言える。